ボランティアの理念
ボランティアとは一般的に「自発的な意志に基づいて 人や社会のために貢献すること」といわれおり、一人ひとりの人間の尊厳や、自由な意思を大事にする理念がこめられています。
ボランティアは特別なことではありません。力持ちの人は力を、知恵のある人は知恵を、技術のある人は技術を、やさしい気持ちのある人はやさしさを、自分たちがそれぞれできることを自分以外の人や生物、自然や環境のために自ら進んで活動すること、それがボランティアです。
ボランティア活動の4原則
1.自発性・主体性
自由意思に基づくものであり、誰かに強制されたり義務として押しつけられたりするものではありません。
|
2.社会性・公益性
社会での様々な課題に対して共に支え合い、誰もが安心して生活していくことができる社会を目指していくことが大切です。
|
3.無償性・非営利性
出会い・発見・感動・喜びといった精神的な報酬を得る活動であり、利益や報酬を第一の目的とした活動ではありません。
|
4.創造性
自由な発想やアイデアを大切にしながら、目の前の課題に対して、方法やしくみを考え創り出していくことが大切です。
|
ボランティア活動の種類
地域でできる活動
○観光ガイド、まちづくり団体・グループなどへの参加
○消費生活研究グループへの参加
○伝統文化の伝承団体への参加
○地域社会組織での活動
○見守りボランティアへの参加
環境に関わる活動
高齢者や障がい者に関わる活動
災害時に関わる活動
○被災地での救援活動
○義援金、救援物資などの支援
○災害ボランティア本部立上訓練への参加
○災害ボランティア本部の運営協力
○復興支援
子どもに関わる活動
○学習支援
○絵本の読み聞かせなどの文庫活動
○子育て相談・支援
○託児
○BBS活動
○おもちゃの修理
収集・寄付
○使用済み切手、プルタブ、ペットボトルキャップ、書き損じハガキなどの収集。
○図書・生活用品の寄贈
○赤い羽根共同募金、その他チャリティ・キャンペーンへの寄付、街頭での募金活動
その他の活動
○日本語講座、通訳、難民支援、NGO活動への参加など国際交流支援活動
○世界遺産の保護修復、美術館・博物館での活動などの地域文化に関わる活動
○パソコン、写真、ビデオなど趣味や特技を活かした活動 ほか
ボランティア活動の心構え
1.相手の気持ちを考える
ボランティア活動には相手があります。まず、相手の気持ちを大切にしましょう。相手が何を求めているかを考え、心くばりを忘れずに行動することが大切です。
|
2.積極的に、そして謙虚に
ボランティア活動は、待っていても始まりません。積極性を要求されます。積極的に声をかけ、自分の出来ることを探すこと大切です。そのときに「してあげる」という気持ちではなく、対等な気持ちで取り組みましょう。
|
3.約束や秘密は守る
連絡もなく遅刻したり、休んだり、また、ボランティア活動中に知った個人の秘密、プライバシーにかかわることを他人にもらすことは人との信頼関係を損ないます。約束や秘密を守ることは信頼関係の基本です。活動にあたって時間や約束、秘密は守りましょう。
|
4.無理のない計画を
ボランティア活動を継続していくには、無理をしないことも必要です。自分の生活や体調まで壊れてしまうような活動は好ましくありません。無理がないよう計画を立て、出来る範囲で行っていきましょう。
|
5.家族や職場など周囲の理解を得て
ボランティア活動は、身近な人たちの協力も必要です。正しく理解してもらい活動しやすい環境を作りあげましょう。
|
6.保険の加入も忘れずに
万が一のときのために、ボランティア活動保険に加入しておきましょう。ボランティア活動保険は、ボランティア活動中の様々な事故による傷害や賠償責任などについて補償する保険です。
|